真紅の宝石・ルビー その2
2014 年 1 月 1 日 水曜日赤く輝くこの宝石
その語源は「赤」を意味するラテン語の「rubeus」から来ています。
宝石の女王とも呼ばれており、昔は欧州ではダイアモンドよりも愛されていたようです。
そのルビーですがブルーサファイアやピンクサファイアなどと
同じ仲間だと知ってましたか?
ルビーもブルーサファイアも同じ「コランダム」といった鉱物のひとつなのです。
最近の宝石鑑別書には宝石名「ルビー」の上に鉱物名「天然コランダム」と記載されてますので
機会があればご覧になってください。
そのコランダムの鉱物の中で赤いものだけを
「ルビー」と呼んでいてその他のものは色に合わせて、
色名+サファイアとなっています。
青色であればブルーサファイア。
ピンクであればピンクサファイア。
他にもパパラチアサファイアといったものもありますが、
赤だけ特別にルビーなんですよ。
また一口にルビーと言ってもいろいろな産地から
取れたものがありその産地やその後の工程によりまた様々
な赤色のバリエーションが存在します。
明るいもの、暗いもの濃いもの、薄いもの
細かく言うときりがないほど!
産地としてミャンマーやスリランカ、タイなどがあります。
最近はアフリカからも取れるようになりましたが中でも
ミャンマーやスリランカ、その他から取れたものなどが、
その後の工程にもよりますが明るく良い色をしています。
その分け方により高価なものか、安価なものかになり
あとは大きさやキズの有無なども加わり、値段も変わってくるのです。
そんな選び抜かれたものは、まさに宝石の女王ですね。