2014年1月1日
パパラチアとは、スリランカの言葉で「ハスの花」の意味だそうです。
近山晶氏の本には、オレンジ味を帯びたピンク色のサファイアであると記載されています。
高貴な色として取引されていますが、帯橙ピンク色と習った色の判定には
種々の解釈を伴っており鑑別機関によって差異があります。
美術の勉強をされた方はマンセルの色相システムなどをご存知でしょう。
私には、しかるべき鑑別機関の判定の有無が重要と考えます。
ちなみに、全宝協の判定方法は光線による褪色がないこと
テストをハロゲンランプなどの強い光線を照射して行うそうです。
次にベリリウム拡散加熱処理がされていないかのチェックを、
液浸してリム(外縁部)に色溜まりがないかとインクルージョンの検査などで見分けていきます。
しかる後に色の判定をおこなうそうです。
パパラチアサファイアにもマスターストーンがあるそうです。
私の経験では、ハスの花は咲き始めは真っ白でとてもきれいです。
やがてピンク色に変化していくことを見たことがあります。
帯橙ピンクではなかったように記憶しています。
クレサンベールに、合成のパパラチアサファイアがあるのでご注意を!!!
Posted by 買取専門店の熊本の質屋・質乃蔵 at 00:03 / 宝石識別方法 コメント&トラックバック(0)
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